2011年6月30日木曜日

ようやく本を出しました『がん患者』(講談社)


 今年1月から書き始めていたがん闘病の記録が今日30日、『がん患者』という本になって講談社から出版されました。休日もない中で少しでも時間を作り書き綴って来たものが一冊の本になるのはうれしいものですねぇ!私は2005年10月に大腸がんの手術を受けて以来、肺と肝臓に転移して4回の手術をやりました。自分でも4回も体にメスを入れたのか、と驚くばかりですが、現在の医療のレベルはすごいですね。今のところは元気に暮らしています。それどころかがんの手術をする以前より今の方が健康的で体の調子もいいという状況です。
 この5年間のすべてをディテールに拘って書きました。だからがんの患者の方にもこれからなるかもしれないがん予備軍の方々にも参考になるものだと思っています。是非参考にしてがんとのつきあい方を考えてみてください。
 出来るだけ客観的で、しかも平易に書こうと努めましたので読みやすい本だと思います。
 日本人2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで亡くなるという時代。専門家の話では2015年には亡くなるのも2人に1人になるそうですから、これをお読みなっているあなたやあなたの家族の誰かががんになる可能性がある時代なんですね。がんになると何が起きるのか?患者は何を思うのか?家族はどうすればいいのか?いざがんになるとやらなければならないことや考えなければならないことがわーっと押し寄せてきます。そのときに備えて私の体験記を是非読んでみてください。きっといろんなヒントが得られると思います。